【411日目 8/6】男鹿半島 なまはげよりも熊よりも 私ゃ何より坂が怖い
みなさん、げっぱです。今回は男鹿半島ほぼ半周の巻です。
知床半島のイメージと被らせてしまったのか、男鹿半島にはクマがいっぱいいるという
思い込みがあったんですが、逆に熊はいない地区らしいですね。
でももっと怖いものがいっぱいいました。
それは坂。
ではどうぞー。
ご飯食べてる間に男鹿半島について調べたら、熊はいない地域とのことなので一安心です。
7時前に道の駅てんのうを出発。

久しぶりに国道7号を離れて、国道101号で男鹿半島を目指します。
ただし日差しは今日も強烈。
朝から汗かきまくりなので、水分補給と塩飴を切らさないようにして走ります。
海も透明度高くて綺麗。
こんな風に堤防建てるのか、初めて見た。
ゴジラ岩
北海道の知床、石川の能登半島に続いて3つめのゴジラ岩です。
角度がいまいちだったせいか、微妙な感じ。
摩訶不思議にうねる岩の中を歩いていると、地球じゃない感じがしてくる。
ゴジラ岩はそうでもなかったけど、お勧め。
ここからが男鹿半島の本気炸裂。
基本的に平坦は姿を消し、半島を出るまで40~50kmくらい延々アップダウンの繰り返し。
アップが厳しい斜度なことも珍しくなく、あっという間に心折られて押し歩き。。。
次の坂で心身ともに削られていきます。
あと日差しもえぐかった。。。
完全に日焼け終わって真っ黒になってるのに、その上からまた赤くなったからな。
本当に遠火で焼かれてる気分だった。
ろくに木陰もないから休憩するタイミングも難しい。
水族館に興味はなかったんだけど木陰を求め、GAOのエントランス前のベンチで
しばらく伸びてました。
この状況でのアイスクリームは神々の食物に等しい美味しさ。
30分くらい休んで、体温を冷ましてから出発。
久しぶりの平地をしばし楽しんでから、また登坂。
左端のは赤漬けという秋田の郷土料理で、もち米を紫蘇の葉や漬物などで漬けたもので、
甘酸っぱくて夏にぴったりの食べ物だった。
ねちゃねちゃしてたけど、美味しい。
なまはげ館
ていうかさー、なんでこんなに山の中にあるのさ。
もっとお客さんがアクセスしやそうなところに建てておくれよ。
土地は一杯あるんだからさ、こんな山の中に誰が来るんだよ。
なんて思いながら自転車漕いでたんですが、ついてびっくり第三駐車場まで車ぎっしり、
満員御礼状態でした。
夏休みシーズンの土日とはいえ、こんなになまはげが人気とは思いもしなかった。
なまはげ館となまはげショーが鑑賞できる男鹿真山伝承館の共通入館券800円で入館。
14時に男鹿真山伝承館のなまはげショーがあるので、それまでなまはげ館をブラブラして
時間つぶし。
なまはげ👹とは・・・
語源は「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものと云われています。
ナモミとは炉端の前で長時間火に当たっているとできる火型のことで、それを剥ぎ取って
怠け者を戒めるのがなまはげなんです。
運命共同体でもあった昔の農村の中に怠け者を出さないようにするためのシキタリだった
んだろうな、なんて昔に思いを馳せてみたり。
そりゃ怖いよねえ、こんな顔して包丁振り上げてるんだから。
この包丁でナモミを削ぎ落して、手持ちの桶に入れて持ち帰るんだとか。
めっちゃ怖い。
男鹿真山伝承館の上演時間が近づいたので並びましょう。
この後、なまはげ訪問の再現劇が上演されます。
なまはげを迎え入れ、なまはげとの問答で来年の豊作や家族の健康をお願いします。
バンバン壁を叩くたびに大人もビクっとして、コントみたいで面白い劇でした。
男鹿真山伝承館は以上。
なまはげ館に戻って、なまはげについてお勉強。
男鹿半島のなまはげといっても、85の地区でそれぞれ異なる特徴のなまはげが
伝承されていて、姿形からアイテムまで様々なんだとか。
いうてもそんなに違いないでしょーとか思ってた、この時は。
なまはげ全員集合。
まじで全然違ってた。
いえ、馬です。
もうちょっとアクセスしやすさも考慮してほしいということ以外は、満足。
なまはげ館を出て、男鹿半島脱出を試みます。
まだ坂は終わらない。
信号も歩道も街灯もなく、とても国道とは思えない。
もうアップダウン終わったろうと思ってましたが、まだ地味にアップダウンの連続。
時間早いけど今日の野宿地はここにします。
道の駅正面のガソスタには赤い巨星の姿が。
今はスプーンがないから、スプーン入手したら頂こう。
おじいさん、ありがとうございます!
鶏肉と野菜のコンソメスープ。
ホッケが出てくる辺り、北海道の気配が漂ってきた感。
ここの道の駅には24時間開放の休憩所もあって、夜そこで充電やブログ更新しようと
したんだけど、小虫がやばかった。
自動ドアの前に数百、数千匹の小虫が張り付いていて、ドアが開くたびに室内にも
進入しているので、室内も虫だらけ。
しかも自販機も室内にあるから、暑くて仕方ない。
ちょっと夜は使えないですね。
ベンチ野宿しようとチャレンジしてみたけど、蚊の襲撃を受けて撤退。
テント設営中にお巡りさんが来て、またかと低いテンションで対応したら、
「貴重品は肌身離さないでね」と優しい一言残して去っていきました。
なんかごめん。