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【161日目 11/29】Back To The 香川(最北端を取り戻せ!)

みなさん、えっとぶりでー。

道の駅公方の郷なかがわにテントを張って、次の日の予定を考えていたとき、
とんでもないことに気がついてしまいました。
香川県に大切なものを忘れてきてしまったのです。

最初はこのまま南下して蒲生田岬というところを目指そうとしてました。
蒲生田岬は四国最東端の地という説明を読んでいる時に、「あれ、四国最北端てどこだっけ?」
という疑問が浮かんできて、よく考えてみると四国最北端はスルーして来てしまった、という
ことが判明しました。
淡路島やら小豆島やら男木島やら、四端を意識しない島を渡り歩いてきたからだろうか、
四国の四端のことが完全に頭から抜けてしまっていました。
調べてみると四国最北端は香川県高松市の竹居観音岬というところ、朝の5時過ぎに
雨の中テント撤収した道の駅源平の里むれから10km程度のところにあります。
今から戻ると片道100kmくらい戻らないといけない。
最初に頭に浮かんが解決法は「気づかないふりして先進んじゃおっかな」というもの。
正直かなり魅力的ですが、折角四国一周するのに後悔を残してしまうし、残りの道程の
モチベーションが著しく低下してしまいそうなので却下。
プランBはこのまま先に進んで、四国一周し後に、また今治から高松まで走って
最北端踏破するというもの。
これはここから戻るよりも走行距離がさらに100km近く延びてしまうので却下。

というわけで今から100km戻って最北端到達するという正攻法しかないという
結論に達しました。
往復200kmで近くの寄り道となるので、今までのペースだと2~3日かかることに
なりますが、観光をすっ飛ばして真面目に走れば1日200km走行できる、かも。
という奇跡にかけてみよう。
そして四国最北端という忘れ物回収の旅が始まりました。

昨日走った道を逆走すること30分後。
あまりの向かい風の強さに1日200km走破を諦め、それどころかやっぱり最北端は
忘れて先進もうプランの誘惑に耐えて、道路脇に佇む42歳の姿があった。

昨日もかなり風が強かったんだけど、追い風だったんですよね。
今日も同じような風が吹いてるから、逆走するともろに向かい風になるんですよね。
結構真面目に漕いでも時速20kmいかないんですよ。
最北端諦めて先に進めば、一転して追い風になるんですよ。
5分くらい真面目に引き返そうか考えました。
が、やっぱり忘れ物取りに戻ることにしました。

20161201091008620.jpg観光はしないつもりだったんだけど、源義経像があるという看板を発見したので、
よってみることに。
旗山という小山の上にあるらしい。

20161201091012747.jpgありました。
小さい丘のような山だったので、像も小振りなものを想像していたら、結構大きくて
迫力ある像でした。
屋島に逃れた平家に奇襲をかけるために、義経は旗山の山頂に源氏の白旗を掲げて軍勢の
士気を高めたという謂れがあるそうです。
そういえば右側に白旗がはためいてますね。
800年前にここに義経が立っていたかと思うと胸熱。
神社もあったけど先を急ぐのでスルー。

20161201091018153.jpg道の駅第九の里に到着。
今回は鳴門海峡の方は回らずに、山を突っ切ってショートカットルートを進みます。
標高二百数十mの峠越えがあるけど仕方ない。

20161201091021120.jpg峠は中々の手応えで、後半は押し登り。
猿もいましたが、車に驚いて逃げてしまった。

20161201091024086.jpg峠を越えて海沿いの道を走り、再び香川県に侵入。
海沿いの道は逆風がなおさらきつくて泣きそう。

20161201091026446.jpg前日も入ったうどん屋さん元匠に再び入店してお昼ごはん。
今回は冷やしぶっかけ、かしわ天、ちくわ天。
かけうどんだと物足りなかった麺の腰も、冷やしぶっかけにすると十分楽しめました。

20161201091028746.jpg14時過ぎに道の駅源平の里むれに到着。
あの日と違って良い天気。

20161201091031320.jpg前回は中に入れなかったので今回は休憩がてら中を覗いてみます。
この香川の地酒、金陵の原酒生酒初しぼりには香川にいる間、ずっとお世話になってました。
原酒なのでアルコール度数も高ければ味も濃く、美味しく良い感じに酔っぱらわせてくれる
魔性の酒。
こいつのお陰でブログ更新できなかった夜も多いかも。。。
ようやく縁を切れたと思ったのにまた出会ってしまうとはな。

20161201091049535.jpg諸々購入。
ピンクのバッジはうどん県章バッジ。
これを買えただけでも戻ってきたかいがあった。

なんて満たされている場合じゃないんです、まだ最北端まで10kmちょいあるんです。
庵治半島の先端に竹居観音岬はあるんですが、左から回るとアップダウン激しそうなので
右回りで行ってみました。
庵治の街中を走るルートなんですが、至るところで庵治石の加工をやっていて活気が
ある街でした。
映画「世界の中心で愛を叫ぶ」の舞台でもあるのかな、看板がありました。
原作も映画も観てないので詳細不明。

20161201091052454.jpg 右回りでも結局何個かの坂を越えて到着。
ここから数十mの坂を降りると最北端の標識があるんですが、見るからにキツそうな坂なので、
自転車はここに置いて歩いて向かいます。

20161201091054910.jpg最北端ゲットー。
忘れ物はしっかり回収したぜ!

20161201091059690.jpg最北端回収して気持ちに少しゆとりが出たので、帰りはアップダウン多そうな半島右側の
ルートを走ってみます。
確かにアップダウンの連続でしたが、そんなにきついところもなく、左側ルートときつさは
そんなに変わらないかも。
景色はこっちの方が断然良いです。

20161201091105117.jpgこういうこじんまりした湾がたくさんあって可愛い。

20161201091102100.jpg名前にインパクトのある美術館があります。
歯に関係ある展示なのかなと思ったけど、パッチワーク展とかやってて関係無さそう。

20161201091107542.jpgと思ったらやっぱり歯に関係あるのかな?
調べてみたらB級スポット的な美術館の様でした。

20161201091110190.jpg
さぬき市志度に平賀源内記念館があったので寄ってみる。
平賀源内はこの町出身だそうです。
閉館30分前に入館したのでゆっくりは見れませんでしたが、充分楽しめました。
平賀源内はエレキテルの作成や土用の丑の日のキャッチコピーなどで有名ですが、採掘や絵画、
陶磁器の作成など、実に色んなことに挑戦していた人なんだな。
日本のダヴィンチやで。

この後は途中のスーパーで惣菜買い出しして、前回もお世話になった道の駅みろくに到着。
雨降る心配はないので人が来なそうな芝の上にテント張って、金陵初しぼりで晩酌。
かなりしんどい一日だったけど、四国最北端を無事回収できたので満足。

んじゃ! 

走行距離 118.39km 
走行時間 7:55
出発地点 道の駅公方の郷なかがわ
到着地点 道の駅みろく

 20161202202841154.jpg

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【159日目 11/27】雨のため停滞の予定だったけど、そうはうまくいかない日

みなさん、うどんでお腹が起きるって幸せですね。

この最初の挨拶文は毎回意味不明だと思うんですが、今回も確実に意味不明だと思うので
ちょっと解説してみます。
お腹が起きるというのは、香川の方言で「お腹が一杯になる」という意味だそうです。
なので、今回の挨拶文は、
「みなさん、うどんでお腹いっぱいになるって幸せですね」
と言ってるわけですが、これでも挨拶文として意味不明なのは、「なんとか香川の方言と
うどんを連携させて挨拶文を作ろう」と考えて煮詰まった挙げ句の暴走だからです。
挨拶文の意味不明はあまり気にしないでください。

さて雨予報のなか、道の駅源平の里むれで屋根下にテントを張ることができて、安心して
熟睡していたんですが、朝の5時過ぎにテント外から声を掛けられました。
「今から荷物搬入するのでテント移動できませんか」
外に出てみると道の駅の業者の方のようで、直売所の入口に設営したテントが邪魔で
商品が搬入できなかったようです。
平謝りして、テントを撤去する余裕もないので中の荷物だけその辺に放り出して、軽くなった
テントをずりずり邪魔にならない場所まで移動しました。
まだ雨は降り続いていたので諸々濡れてしまったけど、致し方ない。
しかし5時過ぎに搬入始めるとは、今までで一番早起きの道の駅です。
完全に油断してました。
搬入の業者さん、迷惑かけてしまいすいませんでした。

さて、もう雨をしのぐ場所は無くなってしまったので、テント撤収して出発せざるを
えないんですが、行き先について途方に暮れてしまいました。
この日は夜まで雨の予報で、こうしている間にも雨は降り続けてます。
できればこの道の駅で雨が止むまで停滞していたかったんですけど。。。
マヨパンを食べながらこれからの予定について考えたんだけど、特に良い案も思い付か
なかったので、取り合えず次の道の駅目指して出発することにしました。

雨のなかぶらぶらと自転車を漕いでいると、マクドナルド発見。
渡りに船とはこのこと、コンセント席で充電しながらブログ更新することにしました。
が、小さいマクドナルドでかつコンセント席がカウンターの目の前なので、なかなか
居心地が宜しくない。
それでも昼ぐらいまでは粘ってましたが、ブログ更新に疲れたこともありギブアップ。

すぐ先にあるパチンコ屋に避難して、時間潰せないかとパチンコ打ってみたりしましたが、
お金がなくなるばかりなので、撤収。
また雨の中走り出します。

20161201085420779.jpg途中でうどん屋さんを発見。
そういえば香川ではセルフ系のうどん屋さんしか入っていないので、一度こういう普通のお店で
うどん食べてみようということになり、入ってみました。

20161201085415865.jpgGooglemapでお薦めされていた、かしわうどんを注文。
かけうどんなのに麺の腰もしっかりあって、出汁も美味しい。
何より目の前で職人さんがうどん打ってるのを見ながら食べるのはいいもんです。
ただ値段はセルフ系に比べるとやっぱり高くて、800円くらい。
こっちが高いというよりもセルフ系が安いだけなんですが。
でも地元客とおぼしきお客さんもたくさん入っていて、愛されているうどん屋さんのようです。
セルフ系と普通のうどん屋さんが両立しているところが、うどん県だなと思いました。

20161201085423280.jpg店の外でなぜか孔雀を飼っています。
食べるのかしら。。。

その後16:30ごろに道の駅津田の松原に到着。
雨を凌ぐのは難しそうだけど、もう雨の中走りたくないのでここに落ち着くことに。
道の駅の人がいなくなるまで、コンビニハシゴしたりして18:30ごろまで時間潰しましたが、
やっぱりここではテント張っても寛げなさそう、ともう一つの道の駅に移動することに。
夜の道を走りながら、移動するならコンビニで時間潰している間に移動すれば良いのに
このボケナスが、と自分を攻めながら走ること5km、道の駅みろくに到着。

そんなに広いわけでもないですが、津田の松原よりは全然広く、ここでテント張って
お休みなさい。

んじゃ! 

走行距離 27km 
走行時間 2:04
出発地点 道の駅源平の里むれ
到着地点 道の駅みろく

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【158日目 11/26】うどん食べまくりつつ、男木島へ

みなさん、旅はじょんならんもんですな。

今回も讃岐うどん食べまくりの一日となります。

20161201083222982.jpg多分雨は降ってなかったと思うんだど、軒下以外が黒くなってますね。
夜露なのかな。
テントも結露がすごくて日に当てて干しましたが、ゆっくり時間が取れずに濡れたまま
テント回収。
道の駅清滝にもうどんソフトクリームとか気になるものがあったんですが、開店を待ってる
余裕はありません。
なぜなら朝ごはんは釜玉うどん発祥の店、山越うどんと決めているからです。
郊外のうどん屋さんに並ぶ長蛇の行列、という絵面をテレビで見たことあります。
9時開店ですが、ここから山越うどんまでは4kmくらいなので、早めに行って並んでいよう。

20161201083225998.jpgと思って8:30前には着いたんだけど、既に営業開始してました。
お客さんはたくさんいたけど行列もほぼなくてスムーズに入れました。

20161201083228781.jpgオーダーは釜玉うどんと卵と竹輪とゲソの天ぷら。
昨日はうどん県初日で様子見ということもあり、揚げ物をセーブしたので今日は
解放していきます。
釜玉うどん美味しゅうございました。
テレビで観た風景の中で自分がうどん食べてると思うと、ちょっと不思議な気もします。
ただ個人的には釜揚げよりもぶっかけの方が好きなので、次回はぶっかけも食べてみたいな。
ちなみに昨日いったお店も今日行くお店も、全部セルフ系のお店です。
セルフ系とはカウンターでうどんの種類を注文しそのままうどんを受け取り、さらに
うどんのトッピング(天ぷらやおにぎり、天かすやネギなど)を自分で皿に取って、
まとめて精算する方式のお店です。
大抵の店で天かすやネギは無料かけ放題になっているようです。
今は丸亀製麺をはじめ全国各地にセルフ方式のお店があるので、お馴染みの方も多いと
思いますが、お店によっては自分の手で麺を湯がいて温めたりするところもあるそうなので、
お店に入る前はちょっと緊張したりしました。
山越うどんは普通のセルフ方式でした。

今日は午前中にあと2軒うどん食べる予定なので、先に進みます。

20161201083231676.jpg
途中、水面に胸像のように綺麗に映っている橋がありました。
空と水の青に挟まれた白い橋が綺麗。

20161201083234249.jpg2軒めは一福さん。

20161201083236565.jpg冷やしぶっかけ小と鶏天。
ここはすだちも無料だったので、すだちうどんにしました。
すだちでさっぱり食べれて大変美味しゅうございました。

3軒めに向かう途中、道路に車に轢かれたとおぼしき動物が転がっていました。
猫にしては大きいなーと思いながら近づくと、それは狸でした。
狸の轢死体は初めて見ましたが、猫や鳥と違って大きいので、後続の車も必死になって
避けていましたね。

20161201083239131.jpgさて、3軒目は高松港近くのさか枝さん。

20161201083241787.jpgまたまたの冷やしぶっかけとちくわ天。
見るからに美味しそうですよね、美味しかったです。

20161201083244545.jpg
ここでうどん巡りはいったん終了して、高松港からフェリーに乗って猫で有名な男木島に
行ってきます。
男木島は自転車で走る道もそんなにないので、自転車は港でお留守番。

20161201083300343.jpgラッキーなことにコンセント席が空いていたので、すかさず充電。
スマホ、タブレット、充電バッテリーにデジカメのバッテリーと結構な荷物。
40分くらいで着くのでそんなに充電できないけど、チリツモです。

20161201083303259.jpg女木島を経由して男木島が見えてきました。
女木島も鬼ヶ島伝説があったり面白そうなんですが、今回はパス。

20161201083306334.jpg男木島到着。
洒落おつな建物が出迎えてくれます。
カフェ&フェリー券売り場なんですが、技術作品でもありその名を「男木島の魂」といいます。
男木島にはこんな感じに芸術作品も展示されているようです。

20161201083309711.jpgさっそく猫ちゃん登場。

20161201083313350.jpg 20161201083325047.jpg 20161201083347119.jpg 20161201083402668.jpg 20161201083405777.jpg
着くなり猫の群れに囲まれるような展開を想像してたんだけど、全くそんなことは
ありませんでした。
数匹やってきて近くを彷徨くくらいで、あまり触らせてもくれません。
猫の楽園を期待してたのに、そうでもなかった。
一番下の子は結構触らせてくれた器の広い子。

 20161201083318822.jpg
男木島では猫被害への対策として猫の去勢手術をしていて、手術した猫の目印として耳を
カットしているのだそう。
観光客に取っては猫天国でも、住んでる人にとっては深刻な被害なんでしょうね。
あんまり猫見かけなかったのはそのせいかな。

20161201083321859.jpg
このポスターの前で猫にペットフードやってるおばちゃんがいて、どんびきしました。

20161201083316117.jpg島内のアート作品については、こんな感じで看板が出て概ねの場所を示してくれます。

20161201083608b92.jpg学校の体育館もアート。

20161201083351967.jpg猫があんまりいなかったので、島を探索します。
これは豊玉姫神社。

20161201083355591.jpg結構階段を上ってきたので、それなりの展望。

20161201083408889.jpg次は島の北端にある男木島灯台へ。
片道40分の散歩道。

20161201083424077.jpg男木島灯台到着。
無着色で石の色合いがほんわりとした可愛らしい灯台です。
好きです。

20161201083447124.jpg隣に資料館があり、そこで何故か若かりし頃の中井貴一発見。
調べてみたら、「喜びも悲しみも幾星霜」という全国の灯台を渡り歩いた灯台守り夫婦を描いた
映画があり、主演の佐田啓二の長男が中井貴一さんらしいです。

20161201083450900.jpg迷路のような細い道を通って、

201612010836097bc.jpg加茂神社に到着。
豊玉姫のご主人、山幸彦を祭った神社だそうです。
こじんまりしていて、住民の人の手作り感があります。

201612010836128a4.jpg一通り見終わったので、2時間後に来るフェリーで高松に戻ります。
猫天国を見れなくて消化不良ですが、男木島灯台が予想以上に良かったので満足。

20161201083656cf3.jpg高松港に着いたのは15:30過ぎ、まだ観光できる時間があるので、四国一高い建築物という
高松シンボルタワーに登ってみます。
展望エレベーターの場所がわからずに案内のお姉さんに聞くはめに。

2016120108361462b.jpg最上階30Fのエレベーター前から撮影。
全高151.3mだそうで。

20161201083700898.jpg
その後近くにあるc高松城にも行ってみました。
天守閣は残っていません。

20161201083726afd.jpg高松城も海水を引いた水城です。
日本三大水城の一つなんだそうです。
あと2つは愛媛県の今治城、大分県の中津城。
今治城は見たので、中津城も見よう。

20161201083726406.jpg
本日の晩ごはんもうどんです。
名前にインパクトがありますが、名物メニューも釜玉バターうどんとインパクト十分。

20161201083727ad6.jpgもちろん釜玉バターうどんを頂きます。
カルボナーラ!という訳ではありませんが、美味しい。
粗びき黒胡椒も良いアクセントになってます。
壁中に有名人のサインが貼ってあって、さすが有名店という感じ。

この日は夜から雨、翌日も夜まで雨という予報だったので、屋根があるところに
テント張りたいところです。
直近の道の駅源平の里むれに向かいますが、屋根なかったら次の道の駅までの
ナイトランを覚悟していました。
直売所の入り口の真ん前になんとか雨を凌げてテント張れそうなスペースがあったので、
ここに落ち着くことにしました。

夜予報通りに雨が降りだし、屋根下にテント張れたことに感謝してお休みなさい。

んじゃ! 

走行距離 42km 
走行時間 2:52
出発地点 道の駅滝宮
到着地点 道の駅源平の里むれ

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【157日目 11/25】うどん県なのでうどん食べます

みなさん、そーたいぶりじゃなーし。

今回から四国一周編の始まりです。
一周は時計回りという法則に従って四国も時計回りで攻略します。
本州に帰るルートもしまなみ街道の予定なので、愛媛県には2回来ることになります。
愛媛の松山とか道後温泉とかは一周の終わりに観光することにして、今回は香川県に
侵入し、讃岐うどんを食べまくりたいと思います。

20161127111929780.jpg7:30頃に道の駅を出発して東へ進みます。
目の前に見える山並みがプレッシャーをかけてきますが、今のところ山越える
予定はないので、大丈夫。

20161127111935996.jpgお、しまなみ街道のブルーラインがまだ続いてる!
ちょうど国道11号へ向かっていたのでもしかしたら連れていってくれるかも、と思ったけど、
案の定今治へ連れ戻されそうになった。

20161127111946029.jpg
すいぶんと気合いの入ったパン屋さん。
この辺は広島じゃなくて阪神なのかな?

20161127111955880.jpg
お遍路さんの休憩所。
もっと家的なものを想像してたんだけど、ただのバス停みたいですね。

20161127112007728.jpgちらほらとお遍路さんの姿も見えます。
みなさん軽装だったけど分割して廻ってるのかな。

20161127112033943.jpg道の駅とよはまに到着。

20161127112018231.jpg銭形砂絵なる巨大砂絵があるみたいなので、後で見に行きましょう。
巨大な寛永通宝で、銭形平次のオープニングで使われてたらしいですね、うっすらと記憶に
あるような気もする。
でも、せっかく香川に入ったんだからその前にうどんやな。

20161127112028901.jpg今日も良い天気で良い景色。

20161127112043385.jpg香川県に入ってすぐのところにある「西端手打 上戸」さんへ入ります。
ネットの評価は上々のお店です。

20161127112123403.jpgうどん一食目は冷やしぶっかけ。
自分は冷やしぶっかけが大好きです。
昔はうどんというと立ち食いそばで啜るずるずるのうどんとか、赤いきつねとか、
マンモス西が減量から逃げ出して食べるものというようなイメージで、あまり良い
印象なかったんですが、10年くらい前に丸亀製麺という讃岐うどんチェーン店で
冷やしぶっかけを初めて食べたときに衝撃を受けて以来大好物。

本場のうどんはもっちりして歯を跳ね返すくらい弾力と腰のある太麺、びしっと
味の締まった濃いめのつゆ、つゆが少な目なので最後までサクサクと香ばしい天かす。
ドキドキしながら食べてみると、期待通りで一人でにんまりしてしまいました。
これを食べに日本一周を始めたと言っても過言ではないというのは嘘ですが、
ずっと楽しみにしていたので大満足。
出汁はイリコダシらしいですが、普通のぶっかけよりもひたひたでどっちかというと
冷やしかけうどんみたいな感じですね。
今日一日で何軒か食べるつもりだったので小にしようか迷ったけど、中にして良かった。

さて、うどんに満足したので寛永通宝見に行くとしましょう。

20161127112129514.jpgとりあえず砂絵の間近まで来てみましたが、何がなんだかわかりませんね。

20161127112137944.jpg展望台があるので歩いて登ってみます。

20161127112152656.jpgおお、ちゃんと寛永通宝って書いてある。
まあ、それだけっちゃあそれだけです。

20161127112204507.jpg展望台のそばに琴弾八幡宮があったので寄ってみました。
椿説弓張月の舞台になった神社だそうで。
静かな神社でした。
写真傾いてますね。

20161127112212513.jpg展望台を降りて自転車で走っていると、問答石なるものを発見。
日証上人が船中という大神と問答した石ということだけど、アバウトな説明が想像力を
かきたててきます。
この石の上で瞑想中に、老人の姿をした八幡大菩薩が現れて海を竹林、松林に
変えてしまったので、上人が船や琴を山に引き上げて琴弾八幡宮を創建した、
というお話らしいけどよく分からない大神と何らかの問答をした、
っていう方がいいなあ。

さて、この後はまたうどん屋さんを目指して走ります。

20161127112226350.jpg16:30ごろに長田in香の香に到着。
釜揚げうどんで有名な行列必死のうどん屋さんらしいですが、時間が時間なので空いてました。
そういえば香川のうどん屋さんて閉まるの早いんですね。
15時ごろには閉店してしまうところが多いみたい。
夕方まで開いてるお店は貴重です。

20161127112233768.jpgお勧めの釜揚げうどんを注文。
釜揚げうどん独特のふにゃふにゃした食感が何とも言えませんねー、まいう。
でも普通の釜揚げうどんて感じでした。

20161127112236907.jpgこの後丸亀城に到着。

 20161127112318040.jpg
扇の勾配と呼ばれる石垣の曲線が見事。

20161127112325540.jpg天守閣の入場時間に間に合わず、中に入ることはできませんでした。
現存12天守の一つなので残念。

20161127112332058.jpgでも丸亀城からの展望は素晴らしかった。

20161127112336269.jpgマジックアワーから、

20161127112341394.jpg
夜の帳が降りるまで堪能しました。

暗くなってからももう一頑張りして、道の駅滝宮に到着してテント設営。
雨対策で店舗の入り口にテント張ったんだけど、テントの骨組み組み立ててるときに
窓ガラスに当たった音を聞いて、店員さんが顔を出してきて気まずかった。
とっくにお帰りになられてるかと思ってました、すいません。

今回は久々に100km越え、124kmは多分過去最長の距離です。
なぜなら四国の坂はものすごく自転車に優しい。
坂が全くない訳じゃないんだけど、ものすごく緩い斜度で延々登って同じくらい
緩い斜度で下って、という坂のお手本のような坂ばっかでした。
もちろん、そんな優しい坂は今だけなんですけどね

んじゃ! 

走行距離 124.2km 
走行時間 6:48
出発地点 道の駅今治湯ノ浦温泉
到着地点 道の駅滝宮

 20161127112347752.jpg


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【150日目 11/18】坂嫌いが寒霞渓ヒルクライムしてみた

みなさん、チュス。

今回は小豆島一周後編になります。

20161122014004161.jpg
道の駅オリーブ公園で起床。
過ごしやすかったけどトイレが遠いのが難点。
 20161122014006417.jpg夕日のように見えるけど朝日。
ハートに火をつけた。

さて、本日は寒霞渓にアタックしてみようと思います。
寒霞渓は日本三大渓谷の一つなんですが、渓谷というだけあってヒルクライムが必要になります。
丁度紅葉のシーズンなので寒霞渓は観光したかったんですが、寒霞渓に自転車で登る気は
全くありませんでした。
観光タクシー使うか、自転車で登っても途中のロープウェイ乗り場までかなと。
だって寒霞渓は標高605m。
しかもネットで調べたところ、登坂ルートによっては斜度18%の激坂もあるとのこと。
越さなきゃ先に進めない峠ではないし、ありえへん。
そう思ってました。
しかし前日に時間都合とはいえショートカットをしてしまい、完全なるマメイチを逃してしまった
ことに対して、罰ゲームが必要じゃないのか。
そういう考えが頭から離れなくなりました。
という訳で、罰ゲームとして嫌々寒霞渓ヒルクライムにチャレンジです。
幸い現在地からのルートは南ルートとなり、距離は長いものの18%というような厳しい斜度は
ないようです

という訳で、まずは草壁港に戻ってセブンイレブンで朝食・水分を補給して出発。

20161122014008359.jpg寒霞渓の看板が見えてきました。
あそこを登ると思うと自然と乾いた笑いが込み上げてきます。

20161122014013543.jpg早速出てきた10%。
立ちこぎで何とか進めるレベル。
18%とか無理ぽ。
10%ゾーンは数十mで終わるので何とか漕ぎきれましたが、いきなりバテバテ。

20161122014015962.jpg 20161122014019199.jpg坂の上が寒霞渓ダムだったので、風景見ながら一休み。
一休み中に散歩途中のおばあちゃんに話しかけられました。
早口かつ方言強くてよく聞き取れない部分もありましたが、どうやら「道の駅で寝るくらい
だったら私の家に泊めてやったのに、一人暮らしだから気ままな生活だ、私は昔からそうやって
人のためになることならお金を取らずやって来たんだ、お父さんもそうだったんだ」と
言っていたみたいです。
昨晩会いたかったですよ。。。

20161122014045956.jpgおばあちゃんとお別れして登坂再開。
もう厳しい斜度は出てこないので、ゆっくり登っていけばなんとかなります。
シャッターチャンスが多いので休憩もこまめに取れるし。
紅葉始まってますな。

20161122014048961.jpg池に写った様子が良い。

20161122014051846.jpg さてここで分岐。
左に行けばロープウェイ乗り場、右に行けば寒霞渓。
もちろん右を選択。

20161122014056818.jpg大体1/3くらい登ったところ。
結構登ってるもんだ。

20161122014059424.jpg九折地点があったので心配だったんですが、ここも特に問題なく通過。

20161122014104836.jpg 20161122014107669.jpg廃墟になってる謎の施設。

20161122014129038.jpg標高500mを過ぎた辺りから、一気に紅葉が進んで周りの景色が艶やかになってきます。
写真じゃ全くそう見えないですね。
腕がないから仕方ない。

20161122014132298.jpgこの辺りも綺麗だったんだけどなあ、残念。
写真には写らない美しさもある。

途中途中で足ついて休憩は必要でしたが、押し歩くところまでは行かずになんとか、
最高到達地点(多分標高712m)に到達。
後は少し下れば寒霞渓到着。

20161122014139085.jpg
到着ー。
最初は嫌々でしたが、登ってしまえば大満足。
斜度も厳しくなく、車通りも少なく、道路も広くて綺麗、ほぼ無風と、今まで登った峠で
ベストな峠でした。
登っている最中は自分の息づかいと自転車の軋む音、たまに鳥の鳴き声や落ち葉が落ちる音が
聞こえるくらいで、静かな環境の中、徐々に移り変わっていく紅葉具合などを間近に見ながら
マイペースで登れたのは最高でした。
また来てもいいなー、18%以外なら、と思いました。

20161122014134589.jpgさて寒霞渓観光しましょう。

20161122014136976.jpgオリーブサイダーは爽やかな風味で美味しい。

20161122014141839.jpg景色も最高です。
さすがに日本三大渓谷。

20161122014146417.jpgすでにストーブが出ていて汗が冷えて凍える体を暖めてくれて助かる。

20161122014148654.jpgロープウェイからの景色も良いだろうが、自力で登りながら見てきた眺めには敵うまいと思う。

2016112201432907a.jpg一億円トイレだそうです。

20161122014230534.jpgかわら投げがあるのでやってみる。

20161122014233012.jpg200円5枚、願いは宝くじ一等前後賞。

20161122014227474.jpgあの丸い輪が的なんだけど、結構遠くて全然ダメだった。

20161122014330936.jpg映画ロケ地にもなってるそうですが、観てないのでなんとも。

さて満足したので帰りましょう。

20161122014328c91.jpg来た道をそのまま戻ります。
九折コースが丸見え。

20161122014326469.jpg
再び道の駅オリーブ公園に到着。

20161122014325560.jpg 
中にはアテネ像があります。
地中海っぽいっすねー。

20161122014506c9f.jpgここでお昼ごはんにしようと思ってたんだけど、あまりそそるメニューがなかったので、
オリーブソフトクリームをいただく。
さっぱりしてて美味しい。
ちょっと道の駅を観光します。

20161122014509fdb.jpgギリシャ風車。
青空背景が似合いますね。

20161122014355fa8.jpg
こんな感じでオリーブの樹が植えられてます。
確かにここでキャンプする人もいそうですね。

201611220143540b2.jpg 
20161122014357014.jpg近くに実写版魔女の宅急便の家があるらしいんだけど、わからんかった。
道の駅では記念撮影用の貸し出し箒がありました。

他にもいろいろありそうでしたが時間無いので出発。

20161122014511ef4.jpg海岸線に沿って走るとすぐに車一台がぎりぎりなくらいの道になりました。
幸い車は全く通らなかったけど、岬の先端付近の坂が厳しくて押し歩き。
寒霞渓じゃなくても小豆島は楽じゃないなと痛感しました。

20161122014358c69.jpgでも景色はいいんですよね。

20161122014615ad4.jpg地蔵岬到着。

20161122014613dfa.jpg犬の墓って看板あったから見てみたら、蛇からご主人様を守った犬の伝説があるんですね。
祠の奥に犬の人形があってかわいい。


20161122014659fb9.jpgなんとか道の駅小豆島ふるさと村に到着。
はらぺこで何か喰わないと死んでしまう。

201611220146573d0.jpgオリーブそばと焼おにぎりで遅すぎるお昼ごはん。
美味しかったけど、全然足りない。

この時点で16時を過ぎていて日没まであと1時間あまり。
もうそろそろ宿泊地決めなきゃいけないんだけどどうしようか決めかねたまま、
とりあえず出発し、17時前に土庄町に到着。
ここで見ときたいものが2つあります。

20161122014618932.jpg 20161122014702e4b.jpg1つはエンジェルロード。
昨日見た希望の道と同じような感じですが、潮が引けば道ができて島に渡れるらしい。
残念ながら道はできてませんでした。

20161122014655e2a.jpg エンジェルロード付近には謎の人形がたくさんあります。
左の子、顔面血まみれです。

20161122014616827.jpg こいつは鼻垂らしてます。

20161122014701142.jpg
そしてもう一つが世界一狭い海峡としてギネス登録されてる土渕海峡。
小豆島は厳密には小豆島と前島という2つの島の総称なんですね、
そして島を分けているのが、この土渕海峡。
見た目ただの川です。

ここで完全に日が暮れて雨が降ってきてしまいました。
本当小豆島西端の前島も回らなきゃいけないんですが、雨&闇&坂という最悪の条件が
揃ってしまったので、断念。
次の道の駅大阪城残念石記念公園へ急ぐことにしました。

道の駅までの15kmは結構本降りになってきた雨に打たれ、街灯もほとんどない真っ暗な、
そして当然のようにアップダウンの連続する道を走るという、何かの罰ゲームのような
苦行でした。

ようやく道の駅についたら雨をしのげるところがない建物だったので、テント濡れるの
覚悟でテント設営を行い、体を暖めるため焼酎のお湯割りを飲んでお休みなさい。
午前中は愉しい一日でした。

んじゃ! 

走行距離 82.89km 
走行時間 6:37
出発地点 道の駅オリーブ公園
到着地点 道の駅大阪城残念石記念公園

 20161122014733c2d.jpg

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プロフィール

ぐりぐら

Author:ぐりぐら
42歳、体重0.1tのおっさんです。
いい年して会社辞めて自転車で日本一周に挑戦!
札幌から2016年6月22出発⇒2017年8月19日にゴールしました!

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