みなさん、だぼです。
今回はコウノトリの郷公園と竹田城跡観光の巻です。
竹田城跡と言えば雲海ですが、雲海は9月下旬〜4月上旬にしか出ないらしいので、
今回は雲海は諦めます。
その事実を知ったのが竹田城跡に行く前夜で、最初はショックで行くのやめようかと思ったけど、
雲海なくても景観が素晴らしいらしいので行くことにしました。
直前まで観光地のことを調べないスタイルは、多分今後も続くと思われます、性格的に。
じゃ、行ってみましょう。

豊岡市の川沿いの公園からのスタート。
芝の上にテント張ったためか、結露でべっちょりだったので天日干し中です。

朝ごはんは今日もキャベツとたまねぎのコンソメスープと食パン。
テントを完全に乾かしてから8:30ごろ出発すると、公園の出口が鎖で塞がれてました。
いつの間に。

昨日豊岡市に着いてから気になっていたんですが、ここは天然記念物コウノトリの繁殖地
なんですね。
町のあちこちにコウノトリのイラストや像でアピールしています。
コウノトリの郷公園というところでコウノトリ見れるそうなので、行ってみよう。

普通の民家っぽいんだけど、こんな像があったりする。
コウノトリの郷公園

さくっと9時すぎにコウノトリの郷公園に到着。
入場無料なのがナイス。

まずはコウノトリ文化館でコウノトリについてお勉強しましょうね。
赤ちゃんを運んでくるくらしか知らないから。
協力金100円を払うと、折り紙をくれました。
右にあるように折り鶴ならぬ折りコウノトリになるそうです。
暇なときやってみるか。

コウノトリの剥製。
翼を広げると2mにもなる、大型の鳥。

大人になると声帯が退化して鳴かなくなるんですが、代わりにクチバシを打ち鳴らす
クラッタリングというもので意思疎通を図るそうです。
イナバウアーばりに首を反らせて、カカカカという感じでクラッタリングします。
10分ほど係の人が日本のコウノトリの生態や、絶滅と再生について説明してくれました。
コウノトリは日本全国に生息していたありふれた鳥でしたが、明治以降の乱獲によって
数を大きく減らし、また昭和に入ってからの農薬農業と住みかとなる樹木の伐採のために
1971年には野生のコウノトリは姿を消してしまいました。
その後1985年にロシアから幼鳥6羽を譲り受け、1989年に人工飼育孵化に成功、
順調に数も増えて2005年には5匹を放鳥し再野生化に成功、2017年現在成鳥だけで
98羽まで増えているそうです。
現在は日本各地でコウノトリを放鳥しているので、そのうち自分の家のそばでも
コウノトリを見かけられるようになるかも知れません。
我が故郷の千葉県でも野田市で放鳥しているそうな。
知らなかったなあ。

松に止まる鶴というのは日本絵画の定番の組み合わせだそうですが、鶴は大きすぎて松に
止まれないので、本当は鶴じゃなくてコウノトリなんだそうです。
他にも色んな動物の剥製も置いてあって、例えばタヌキ。
あれ、6/11に山の中で見たのと違う。

6/11に山の中で目撃してタヌキだと思ったのはこちら。

タヌキじゃなくてアナグマだったということが判明。
全然違うやん。
あのぐらいの大きさの動物はタヌキと思い込んでいました。

外に出て生のコウノトリを観察しましょう。
こいつは柵の中で飼育されてる8羽の中の1羽です。
飛べないように羽を切っているとのこと。

こっちはコウノトリの郷公園の外の田んぼに建てられた、飼育塔の上で子育て中のコウノトリ。
野生のコウノトリです。

田んぼに降り立ったと思ったら、

羽ばたいて、

滑空して、

また巣の上に。
子供に餌でも取っていたんですかね。
コウノトリの飛んでる姿見れたので感動。

コウノトリの郷公園は小川やビオトープもあるのどかな公園でした。
これが無料(協力金は必要だけど)とは、凄いっす。

公園の入口のお土産屋さんで試食して美味しかった柚子味噌と、朝採れきゅうりを購入。
味噌付けて食べるんですね?とレジのおばちゃんに看破されましたw

公園はペット不可なのでお留守番しているブラックドッグと暫し戯れてから、
11時ごろコウノトリの郷公園を出発。

マッドドラえもんもどき。
鼻が丸くない。。。

野宿した公園近くに戻ってきて、スーパーの中に入ってるセルフ但馬うどんでお昼ごはん。
冷やしぶっかけ大盛りちくわ天。
自分でゆがくタイプのセルフは初めてで、麺をほぐすのに手間取って多分茹ですぎた。
でも旨かった。

さて、竹田城目がけて円山川沿いの道を南下していきます。
相変わらず登りか平坦かよくわからなくなるような道が続く。

あー、これは走れない、雑草が歩道を完全に塞いでいる。
トンネルがあるから歩道に入ってみたらこれだよ。
おとなしく後ずさりして車道に戻りました。
今日は暑いなーと思ってたら、真夏日来たあああああ!!
汗かきまくりです。

しばらく山と水田と川しかない景色の中を走ってきましたが、14時過ぎに朝来市に
到着すると、ちょっと都会になってきました。
竹田城跡まではもう数km。

途中に工場見学ができる海鮮せんべい但馬さんに寄ってみました。
決してコーヒー無料に釣られたわけではないとは言わないこともあるかも知れない。
残念ながら工場見学はできなかったけど、そんな細かいこたあどーでもいいーんだよ。

ずらーっと様々な味の煎餅がならんでるんだけど、ほぼ全部試食可能。
がんばってみたけど半分くらいしか試食できなかった。
こんな試食天国は沖縄の御菓子御殿以来やで。

あげくにコーヒーも無料。
テーブルもあるし半日過ごせるな。

試食だけじゃ悪いので、ソフトクリームを頂きました。
160円と激安、ソフトアイスじゃなくてちゃんとしたソフトクリームでした。
上に乗っかってるのは、サービスで載せてくれるショコラせんべい(!)。
後ろ髪を引かれる思いで海鮮せんべい但馬を後にして出発、竹田駅に到着。
竹田城仕様のバスいいねえ。
何気に竹田駅の看板の字もカッコよい。
竹田城跡に登るルートは、自転車で山の中腹の駐車場まで行く、
竹田城跡

竹田城に登るルートはいくつかあるみたいだけど、俺は竹田駅裏から登ルートを選択。
一番楽そうだったから。

こんな感じの道を800mほど歩きます。

汗だくだく息はぜーはーしながらも、それほど苦労せずに料金所到着。
なんかこの写真ボケ具合が好き。

登山中は全く見えなかった、竹田城の石垣が見えてきましたー。
高まるー。

竹田城跡は一方通行になっていて、基本後戻りはできません。
石垣は穴太(あのう)衆によって穴太積みという積み方でつくられましたが、これはイコール
野面積みという積み方です。
穴太衆の技術が高かったために、彼らが積んだ石垣は穴太積みと呼ばれたんだとか。

天空の城の異名は伊達じゃないですね、雲海なくても景色が素晴らしい。

天守台。
竹田城跡は天守含め、一切建物は残っていないし復元もされていません。
天守台のところにいた、係のおじさんに色々と竹田城について教えてもらいました。
竹田城はおそらく全体の2割くらいの石垣は補修修理しているそうですが、この間も
石垣の一部が崩れそうだったので、補修したそうです。
その時は穴太衆の末裔である建築会社に積みなおしをしてもらったそうで、その金額は
たしか4千万円。
本当に一部分だけなんですが、めっちゃ金かかりますね。
熊本城の修理費用が600億円かかるのも納得です。

天守台からの眺め。

建物復元は不要ですね、日本のマチュピチュに例えられるのも納得。
マチュピチュ行ったことないけど。

しつこいくらい竹田城跡の写真貼りましたが、それくらい良かったということです。
今までいろんなお城見てきて、山城はどれもポイント高かったんですが、1番かも。
備中松山城と悩むなー。
どっちも雲海は観れてないんですけどね。
非常に満足して、竹田城跡を後にしたのは17時くらい。
野宿予定の道の駅但馬に向かう途中にある業務用スーパーに寄ったら、安かったので
色々食材(主にツマミ)買ってしまった。
その後マクドナルドで充電しとこうと思いましたが、充電席なくWifiもなし。
両方ともないのは久しぶりかも。
仕方ないので注文したコーヒーを飲んで退出。

道の駅但馬には18:30ごろ到着。
資料館も併設されている新しい道の駅、資料館の玄関付近にテント設営。
ちゃんぽん袋麺にキャベツ・玉ねぎという最近の定番と、朝買った柚子味噌ときゅうり、
スーパーで買った半額惣菜で晩ご飯食べてお休みなさい。
んじゃ!
走行距離 57.79km
総走行距離 113114.8km
出発地点 豊岡市川沿いの公園
到着地点 道の駅但馬のまほろば
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