
道の駅宮津の隣の公園にて起床。
曇りがちな天気、昼からは晴れるみたいだけど、天橋立は綺麗に見えるだろうか。
今まで日本三景の松島、厳島神社とぴんと来なかったから期待したいところ。
7時に出発して、まずは近くのマクドナルドで充電&ブログ更新。
天橋立ビューランドが開く9時ごろにマクドナルドを出発。
天橋立
20分ほどで天橋立ビューランドのリフト・モノレール搭乗口に到着。
昨日智恵の湯で購入したセット割引券でリフトに乗車。
ケーブルカーもあるけど1時間に3本しかない。

あっという間に天橋立ビューランドに到着。
ここの飛龍観展望台には先ほどのリフト・モノレールじゃないと来れない=天橋立
ビューランドのチケットを買わないと来れない。
チケット代850円、智恵の湯のセット割引なかったら来なかった。

振り返って、天橋立どーん。
へー、面白い地形ですね。
細長い砂州が内陸側の阿蘇海と外海洋側の宮津湾に区切っています。
宮津湾側はのこぎりの歯のように三日月形の砂浜が連続しているんですね。

股のぞき用の台があったので、股のぞきしてみました。

まあ逆に見えるだけです。

ビューランドは遊園地にもなっていて、別途チケット購入してアトラクションに
乗ることができます。
観覧車の他にはジェットコースター、メリーゴーランド、空中自転車なんかがありました。
もちろんスルー。

飛龍観回廊というジェットコースターのレールのような通路がありました。

まあ、あまり見た目に変化ないです。
さ、降りて天橋立を自転車で渡ってみましょう。

廻旋橋。
この橋は船が通行する時に90℃旋回する珍しい橋。
多いときは日に50回も旋回するんだとか。
帰り道にちょうど船が通ったので、旋回を見ることができました。
旋回前。

旋回中。
船通る度に毎度旋回するとは面白いっすねー。
ちなみに旋回前に橋は通行止めになるので、旋回する橋に乗ることはできません。

それでは天橋立を渡ってみましょう。

砂州ということで、砂地だったらどうしようと心配だったけど、ちゃんと固められていたので
通行に支障はありませんでした。
3.6kmあるんですが、レンタサイクルや歩いて渡っている人も多かったです。
日本三景の中を自転車で走るというのは気持ちいいですねー。

磯清水。
海に挟まれているのに、全然しょっぱくない水が湧くそうです。
名水100選に選ばれてますが、湧き水であるので飲まないように注意書きがありました。
手水にもなっているので、ちょっと口に含んでみましたが全く塩気は感じませんでした。

宮津湾側の砂浜に来てみました。
砂浜の端っこ、先端部分は堆砂堤というもので砂の流出を防いでいるそうです。
波打ち際には小さい穴が無数に開いていて、何かいるんだろうとしばらく観察してみたけど、
何も出てこなかった。
カラーマンホールを見つけると嬉しい。

笠松公園から斜め一文字または昇龍観と呼ばれる天橋立が見れるんですが、リフト・
ケーブルカーが往復660円かかるので止めた。
Googlemapだと歩いて登れそうな道があったので来てみたけど、途中で封鎖されてました。
なので途中のこの眺めで満足しておく。
天橋立は自転車で走ることもできてそこそこ楽しかったですが、眺めだけだと「へー」で
終わっちゃいましたね。
厳島神社と同じくらいの満足度かなー。
個人的に、あまり日本三景とは相性が良くなかったみたいです。
籠神社

天橋立を渡ったところにある籠神社に来てみました。
全く前知識なかったけど、丹後一之宮であるとともに元伊勢でもある由緒正しい神社でした。
元伊勢ってなんだろうと思ったら、元々皇居内に祀られていた天照大御神が理想的な鎮座地を
求めて各地を転々とし、最終的に伊勢神宮に落ち着くまでに一時的に天照大御神を祀った
神社のことを言うそうです。
現在の御祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)、天孫降臨の邇邇芸命の兄神。
鳥居くぐろうとしたら、中国人団体旅行客が記念撮影のために鳥居を封鎖していて
(#^ω^)ピキピキ
しかも人数多いもんだからリーダーっぽい人がバカでかい声で指示していても、
中々まとまらずに写真撮らない。
押しのけて鳥居くぐってやりました。

雰囲気あって格好良い神門。

中には芽の輪くぐりなるものがありました。
左右左と3回くぐると罪、穢れを祓清めることができるそうです。
さっきの鳥居での行動もこれで清められたね。
境内の写真撮影不可なので、写真はここまで。
萱葺の拝殿も厳かで歴史を感じる、良い神社でした。

さて、次は「日本の鬼の交流博物館」に向かいます。
山に入って標高400mちょいの峠を越えるルートなので、道の駅宮津でコロッケ、
大型スーパーで300円弁当食べて体力と気合を補給して出発。

とかいって、また緩やかな坂なんじゃないの?と思ったら、普通に坂でした。
激坂ゾーンはなかったけど、汗だらだら流しながらひたすら登ります。

頂上間際の眺望。
あとはちょっと下れば到着!
日本の鬼の交流館
途中、鬼が指さして道を教えてくれます。
大江山に向かう源頼光一行。
みんな同じ顏じゃんと爆笑しましたが、よく見ると髭が一人一人違う。
誰が源頼光かはわかりませんが。
この時点まで、何故ここに鬼の博物館があるのか分かりませんでしが、ここは大江山の麓で、
大江山は酒呑童子の伝説の舞台だからなんですね。
そういえばここ京都なんだな、京都というと都市部のイメージしかないから忘れてたけど。
酒呑童子の伝説の舞台、これだけで頑張って来て良かった。

14時ごろ、日本の鬼の博物館に到着。

入口にはド迫力の巨大鬼瓦があります。
鬼瓦を作る職人、鬼師たちが結束して作り上げたものだそうです。
右半分と左半分で鼻の形が違うのは、狙いだろうか。

中は日本各地の鬼にまつわる行事や仮面、鬼の起源などが展示されています。
角が生えて虎皮のパンツはいて金棒持った化け物、という鬼のイメージは仏教が伝来して
からのもの、それまでのオニは祖霊崇拝や自然崇拝の象徴であり、悪いことをすると怖いけど、
正しく祀れば護ってくれるような存在だったらしいです。
今でも鬼を祭る行事が色んなところで残ってるのは、そういう信仰の名残なんでしょう。
なまはげとか。

鬼の面は色々な造形あるけど、みんな目と鼻がでかい。
目が大きいのは眼力とかでわかるけど、鼻がでかいってのも強さの象徴だったんだろうか。
精力強いとか?

なまはげ。

これはかわいい。

天狗の元祖、猿田彦命。

これは怖い。

岩手県安代町打田内で毎年作られている鬼の藁人形。
男女のシンボルも備えていて面白い。
天明の大飢饉で多くの村人が死んでしまい、以降鬼に村を護ってもらうために
250年前から作られてきたそうです。

岡山県の鬼ノ城の温羅もいました。
懐かしいな、鬼ノ城。

女の鬼といえば般若。
子供のころに毎年夏に泊まっていた旅館の客室に般若の面が飾られていて、
怖くて寝れなかった。
今思い出しても、客室に般若面を飾るなよと思う。

こんな悲しい絵馬もあります。
間引きのために我が子を殺す女が鬼に変わる絵です。
間引きに対する戒めだそうです。
海外の鬼的なものもあります。
素朴な面だけど、怖い。

これなんか、まんま鬼の子供ですね。
バリ島のバジ鬼。
道端に祭られていて、子供を守ってくれる鬼だそう。
鬼瓦も時代ごとにずらーっと並んでいて見ていて飽きない。

金箔の鬼瓦。
普通に飾ってあったけど、盗難とか大丈夫か。
大江山は酒呑童子以外にも2つの鬼の伝説があるそうな。

鬼についての考察も面白かった。

いくつ知ってますか?
俺は半分もなかったです。

あ、俺がいる。
いやー、良かったです、日本の鬼の交流博物館。
鬼について考えたことなんて今までなかったけど、鬼は深いですね、ロマンです。
強くお勧めしておきます。
さて、日本の鬼の交流博物館を15時過ぎに出発、本日の野宿予定地である道の駅舞鶴港へ
向かいます。
あとは下りなので楽ちんなはず。

途中の渓流に自然石の上に明らかに人が乗っけたと思われる、四角い石があったけど、
なんだろうか。
ちょいちょい登り返しながら山間の道を走ります。
何食べてんの?
酒飲んでるのか?

毛原というところで、日本の棚田100選という看板があったので寄ってみた。

展望台とかないっぽいので、どこから見ればよいかわからなかったので、
適当に登ったところで撮影。
展望台設置希望。

17時前に道の駅舞鶴港に到着。
とても大きい道の駅で、中は魚屋さんがいっぱい入ってました。
高くて手がでず。
まだ早いけど、ここを野宿地とします。
でも以外にテント張りづらい。

旅チャリ発見。
この後本人とも会って、しばらく旅話しました。
今年の4月神奈川出発、すでに四国九州沖縄廻って日本海側北上中とのこと。
早いなー、一日100km以上は走るらしい。
若いってすごい。

隣の業務用スーパーで鶏もも肉1枚200円で買ってきて、キャベツ鶏肉炒め調理中。
鶏もも肉をナイフで捌いている間、これは道の駅でやることじゃないな、と思いました。
最初のころはガス使うことも遠慮してたのに、いつの間にか図々しくなってた。
今後、道の駅で肉は捌かないようにしよう。
焼酎飲みすぎて、かなり酔っぱらっておやすみなさい。
んじゃ!
走行距離 54.71km
総走行距離 13304.6km
出発地点 道の駅宮津
到着地点 道の駅舞鶴港
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